次の日、僕はかばんをロッカーにおいてすぐ風子ちゃんの所へ行った。

「嫌いだなんて言ってごめんね。
風子ちゃんが行っちゃう日まで、いっぱい遊んでくれるかな?」

風子ちゃんは笑った。
「もういいのよ。
あたしもお別れすることわかってたのに言わなくてごめんね。
みんなで色おにしようよ。」

「おーい大地くん、風子ちゃん、こっちこっち。」

他の子たちが庭の真ん中で呼んでいる。

「大地くん、行こう。」

風子ちゃんが僕の手を引いた。