お嬢様とヤンキー



「ああ、そうだな」


キスを終えると再び、今度は優しく抱きしめあった。



「ピアス?」

蓮山がユリ子の耳の異変に気づく。

「うん。開けちゃった。蓮山さんと同じ所」


「なにもそんなトコ開けなくても」



「一番、深く残るトコがよかったの。蓮山さんと出逢った証」


「・・・・・・」

「お、重いですか!?」




「いや。ちょっと嬉しい、カモ。でも・・・・・・」



「でも?」








「ユリ子がどMだったとは」


「そ、そんなんじゃあっ」



「夜が楽しみだな」

「人の話きいてください!」