ユリ子の姿を一目見ようと考えて、15時を回ったところを見計らって屋敷を出てきたのだ。 しかし、学校につく前に、何度かユリ子の学校と同じ制服を着た生徒が目についた。 椎名はおかしいな、と疑問視する。 「まさか、今日は・・・・・・」 荷物を地面において、手帳をとりだし、確認した。 午前授業。 僕としたことが。 それに・・・・・・ 妙な胸騒ぎがする。