ママが一人でテレビを見ている寝室に居座るのが大好きだった

ママが入っているベッドの、足の方からお邪魔してテレビを見る

ロングバケーション
夜もヒッパレ
スマスマ
など。

そのまま寝ちゃうことも少なくなかった
これが気持ちいいのなんのって!
あのあたたかさは
最高に幸せだった

ママが使ってる基礎化粧品を使うのも幸せなひとときで
1本9000円の化粧水で、毎晩ローションパック。
今の方がお金かかってないかもしれない。


私が一人っ子なことに、ママは負い目を感じていた。
だからいつも友達みたいに接してくれていた

怒ることはほとんどなかったけど、たまに怒る時は
この世の終わりかと思った。
恐かった。


美容師のお母さん
なんて、友達はみんな
いいなぁ~
って言ってくれたけど

実際…

みんなが思ってるより
良かった!


三つ編みだけでなく、編みこみも出来るし、
ケラスターゼのオイルもつけてたし、
上京するまでの18年間、ママ以外に切られたことがなかった。


美容師のママは水曜が定休日。
水曜の放課後はワクワクした。
今日はどこへ連れてってくれるかな~
そんな事ばかりかんがえていた。
どこと言ってもアピタかイトーヨーカドー
そのどちらかの選択しかないのだけれど。

二人でプリクラを撮ったり、
服を選んだり…水曜日は本当に楽しかった