「さぁ、今日は帰ろうか…」


少しずつ傾きかけた太陽をみながら、師匠が双子の肩に手をかけ、言った。


「フェンネル、お家まで競争だ!」

ローレルは勢い良く立ち上がり走り始めた。


「待ってよ、ローレル!」