インドの華陽夫人、殷のだっき、日本の
玉藻前が同一人物という説を採り、それ
がラスボスの白面であるとする「うし
とら」なので、

その物語は結局、3000年前のインド、
2000年前の中国、12世紀の日本、
現代日本にまたがることになります。

そのインドの王妃「華陽夫人」ですが、
何をした人かというと、夫に1000人
の首をもってきてと要求したのだとか。

だっきは殷の王をたぶらかし、国が滅ぶ
もとを作りました。

玉藻前は、平安末期の「鳥羽上皇」を
たぶらかしたのですが、あの有名な陰陽
師・安倍晴明・・

ではなく、その子孫の安倍泰親という人
に正体を見破られて都から追われ、

数年後、数万の軍勢と戦った末、今の
栃木県の那須で討たれて石になったと
されています。

その石ですが、毒ガスを発していて、
近づく動物や人がみな死んで困るので、
室町時代に玄翁という和尚が砕いて
欠片が各地に飛散したそうです。

つくづく迷惑な奴ですね(笑)