間違いから始まった恋

俺は…陽菜に押し切られたまま、着替えて、とりあえずベッドに横になった…


「陽菜…」

「はい?って体温計は?薬は?…」


「そんなん、あるわけないやろ!」


「何でよ!」言いながらもう一度額に手をおいた…

「やっぱり熱あるな…私薬とか買ってくるから、おとなしく寝てて下さいね!」

私は、買いに行こうとした時…

服の裾を引っ張られた…

「嫌や…」

「えっ?」


「そんなん、いらんから…買いに行かんでええから、側におってや…」


「二階堂さん…」