続☆大好きなキミは芸能人!?

そんな快適な暮らしを
していてもやっぱり
前の家が愛おしい。



まだまだ16歳のガキ。



親離れするには
早過ぎる年頃。


翔平はそんなあたしに
気づいてか、
よく実家に帰るように
促してくる。


でも結局あたしは
1度も家に帰っていない



だってまた家族の
顔を見たらきっと
泣いちゃうと思うから。


「ん…」


隣で寝返りをうつ翔平。


時刻は朝の6時半過ぎ。



「やっぱ起きよう…」


眠たい目を擦って
ひとり、リビングに行く


「おはよぉ-お母さん」



…ついいつもの癖で
言ってしまった。



もちろん返事はない。


いつもなら
ピンクのエプロンを
付けたお母さんが
「あら、おはよう」って
優しく微笑んでくれた



「…朝ご飯作らなきゃ」


いつも起きたら
置いてあったト-ストも
今では自分で焼かなきゃ
いけない。




初めて分かる
お母さんがいる有り難み