濡れた顔を風でかわかして
けれどかわかない
あいた隙間を埋めようと
必死なの
次々伝って
落ちていく、けれど
淋しいよ


泣いても駄目なの
わかってる
でも、でも止まらないの
君の手のひらで拭ってよ


温もりを思い出せば
冷たいところが
締め付けられる
苦しいの
愛しいの
前に戻れるのなら
君はいるのに