神様に背いた二人

「あのー…。」


カンナがマリオに話しかけてきた。


「何?」


素っ気なく答えるマリオ。

「リコと…知り合いなんですよね??」


マリオはチラッとこっちを見ると、


「ああ。そうだけど…何?」

カンナはみんなが思ってるコトをズバッと聞いてきた。


「どういう関係なんですか!?」


「リコは……オレの『妹』だよ。」


…………………。


『妹』……。


なんだかショックだ。


カンナは笑顔になると、

「そうなんだー。でも、私、リコと高校の頃からの親友だけど、マリオさんがお兄さんだなんて聞いたコトなかったんだけど…。」


チラッとアタシを見るカンナ。


「オレが妹っつったら妹なんだよ。」


強い口調のマリオにカンナは、


「ですよね……。わかりました。」


マリオはうどんを食べ続けてる。


周りの女の子達も納得した様子。


アタシはカンナに、


「何でカンナがマリオのコト知ってるの??」


「知ってるに決まってんじゃん!ブランド好きなコでマリオさんのコト知らないコいないよ!」


「そうなんだ…。」


改めて遠巻きにしてるコ達を見ると、みんなキレイに着飾ってる。


"知る人ぞ知るって感じ。"

「おし!行くぞ、リコ!!」


「えっ…。待って!マリオ。」


アタシは食べ掛けのうどんを置くと、マリオの後をついて行く。