あたしはまるで、"何か"に取りつかれたようだった。 「さ…え?… やめろ!!」 体が勝手に動いてゆく… コロセ…… コロセ…… 殺せ……!!! 「じゅ…んちゃん?」 どうしよう? 体が… 操られる――!!! あたしの手が、淳ちゃんの首にかかった。 「何すんだよ!?」 「シネ゛……」 あたしの爪が淳ちゃんの首に食い込み、締め付けていく…。 「う゛ぁ――…!!!」