小悪魔†彼氏





辺りは波の音しか聞こえないほど


シーンとした。


昴は涙を流している。


俺も・・・・涙が出てくる。


麗奈が昴にそっと歩み寄った。



「お兄ちゃんは、昴くんが大好きなんだよ?」


「ッううぅ・・・俺・・・ッ・・・・」


「君のことを心配しない人なんていないんだからね」


「麗奈さ・・・・」


「昴くんは、お兄ちゃんのこと『お兄ちゃん』って思ってるよね?」



昴はゆっくりと首を縦に振った。


無数の雫が地面を濡らす。



「俺ッ・・・兄貴が羨ましかった・・・」





「兄貴みたいになりたかった・・・・」





「みんなにっ・・・認められたかったっ」