「迷うなぁ・・・」


「パパッと選んじゃいなさいよ~時間がもったいないから」



その頃、まだ私たちはお買い物中。


私は橘君におそろいのストラップを買おうとしています。


しかし・・・決まらんよぉぉぉぉ!!



「・・・ねぇ・・・知ってる?」


「ん?何が・・・ってうぉあぁったぁぁぁ!!!」


「・・・何でもない」


「?」



私はお目当てのストラップを見つけ、声高らかに叫ぶ。


でも・・・亜子の様子が・・・・??


いまいち乗り気でもなく、


少し・・・落ち込んでる・・・・?



「橘君に・・・渡すんでしょ?」


「え?うん、そうだけど・・・」


「気に入って・・・くれるといいね」



どうして、悲しそうだかは分からない。


でも・・・・。





亜子は何かを私に隠してる・・・。