「ちょ・・・ちょっと・・・」



人気のない教室へ向かう・・・。


私・・・大丈夫かなッ!?


どんどん進んでいく。



「麗奈」


「はい!?」


「しー・・・」



いきなり名前で呼ばれるからドキッてしちゃったじゃん。


静かにしろって言われても・・・無理。



「華道部・・・だよね?」


「え?うん」


「部室・・・もう人居ないよねぇ?」



あ・・・悪魔な笑みが浮かんでいる・・・。


確かに華道部の部室は人通りも少ないし・・・。


でもでも、まだ早いんじゃないかしら!?


付き合い始めてから、まだそんなに経ってないよ?



「動揺してるのが見え見えだから。大丈夫だし、俺、優しいよ?」


「ッッ・・・!」



そう言われて頭を撫でられる。


普段の彼とのギャップが激しすぎる・・・。


言われるがまま、私たちは部室に向かうことに・・・。