ふと、今日のことを思い出した。



『キスしてあげたらいいんじゃない!?』



うわ・・・今、その状況!


どうしよ・・・した方がいい!?


ん~~~!!ええい!


私は橘君の唇に少しずつ触れた。



「・・・」



短いけど、お互いびっくりなキス。


まさか・・・。



「俺・・・今のでONモード入っちゃったよ?」



にやりと笑う。


まま・・・まじで!?


S・・・になっちゃったってこと・・・?


どうしよ・・・どうしようッ!!!


私・・・心の準備が・・・。



「クスッ・・・今から校舎に戻りましょ?」



えッ・・・え・・・どういう・・・。



「覚悟しておいてって、言ったはずだけど?」



嘘ぉぉぉ!!!


まさか・・・本当に!?


私は橘君に引っ張られ、校舎内に戻される。