だけど…あたしは、何も話さなかった… ずっと、黙って、膝を抱えて、座っていた。 健にぃは、少し離れて座ると 「朝美…明日、修司、退院するぞ…」 ドキ… 「……………」 「なぁ、朝美、お前の気持ちも分からなくはないよ…愛する人が、目の前で死にかけたんだ… しかも、自分を守る為に…な…」 涙が溢れてきた…