チャポン…チャポン…… 「修司…あたし…帰りたくない…」 チャポン……チャポン…… 「修司……あたし…」 「駄目だよ…朝美…帰らなくちゃ…おばさん達が…」 「大丈夫…友達の家に泊まるって電話するから…」 「駄目だよ…そんな、ウソついたら」 「どうして……?」 「えっ……」 「どうして……?修司……そんな事……言うの?」 「朝美……」 「ねぇ…どうして…?」 「朝美……ごめん…」 「謝らないでよ。」 朝美は、俺の腕を振りほどき、俺から離れ、背を向けた… 「朝美…」