さみしいよダーリン★

《歌乃SIDE》


「ただいま〜。」



時刻は9時を回ったところ。



友達の車で送ってもらい、帰ってきたんだけど・・・



「澄人?」




外から見ても電気がついていなかったから“寝てるのかな”と思ったけど、違ったみたい。



ってことはどっかに行ったのかなぁ?



あたしが帰る前に帰れないんなら電話ちょうだいよ。



「はぁ〜・・・・」



重いバッグを持ち上げて、寝室に入った。



さすがに、一人暮らしをしていただけあり、家の中はきちんと片付いていた。



たった二泊三日だけど、友達のとこの旦那さんはすぐに散らかすって言ってた。



意外に綺麗好きな澄人のことだから、そこは心配はしてなかったけど、今はどこへ行ったのか心配になってきた。




「電話するか・・・」



バッグの中から携帯を取り出すと丁度、誰からか電話がかかってきた。




「ん・・・?あれ、澄人だ。」


まさにグッドタイミング!



急いで、電話に出たんだけど、向こうからは聞きなれない声がした。





[あ、もしもし。桐生の奥さんかな?]