さみしいよダーリン★

ん?俺から去っていった理由?



「別に、深く考えたことはないけど、ただ単に好きじゃなくなったんじゃねぇの?」



そう言って、つまみに手を伸ばした。



それを聞いた赤井はため息を吐いた。



だから何なんだよ?



すると、野賀田が身を乗り出し、顔を覗かせた。



「女の子達はね、桐生に好かれているのか不安になったから、離れていったんだよ。」


「不安?」


「あぁ、お前あの頃なんか、大学の試験勉強で全く彼女の相手してなかったし、他の時だって部活あったしな。」


と、赤井。


「そうそう。性格自体は優しいのにさぁ・・・」




あ〜・・・あの頃は行きたい大学があって、そこに入るために猛勉強をした。


確かに、その頃出来た彼女とはすぐに別れたなぁ。



「なのに、社長になってすぐ結婚だもんなぁ。しかも風の噂で聞いたが、かなりの溺愛っぷりだそうじゃないか?」


「うわ〜想像できない。でも綺麗な子だったよね。」


結婚式に招待して、歌乃にも4人を紹介をした。



「狩野の婚約者が泣き虫で、桐生の奥さんはどんななんだ?」



新倉が聞いてきた。



「あー・・・今はそうでもないけど、最初は寂しがり屋だったなぁ。」



そんな歌乃のことを知らず、寂しい思いばかりさせて、別れまでいってしまったこともあったな。