普段はこんなにも気持ちが左右する事なんて無いのに
なんか・・・変な感じが・・・っ
突然気分が悪くなってその場に丸くなるようにしてうずくまる。
「アリス・・・」
シロネコの私を呼ぶ声が聞こえる
「始まったんだ」
クロネコがシロネコにそう話しているのが聞こえた
何が?
何が始まったって言うの?
吐き気がする
心がばらばらになっていくような感覚
どうしよう
私・・・
「ダメ・・・消えちゃダメ・・・」
シロネコは私の腕を掴み強引に立たした
表情にすら出ていないものの
彼が凄く焦っているのが感じ取れる
私をどこに連れて行く気?
「消えちゃダメ・・・」
呟きながらながらシロネコは私の腕を引いて旧校舎の入り口の方へ歩いていく。
後ろからはクロネコが私が逃げないように見張っているかのようにピッタリとついて歩いていた。
そして、旧校舎の扉のまん前でシロネコとクロネコは私を挟んで横に並んだ。
旧校舎の扉は木製でとてもぼろぼろだった。
一週間前チナツ事件があったからか、扉には黄色いテープが大量に貼ってある。
いくらなんでもこれは貼りすぎじゃないかな・・・?
おまけに扉は南京錠と太い鎖で硬く閉ざされている
多分中からも鍵が掛かってるんだろうな
いくらなんでもコレを道具なしで開けるのは不可能というもの。
ヒカルときていても結局は即行で引き返す事になっていたかと思うとなんだか怖い思いをしてここまでとてもアホらしく思えた。
ほんと時間と動力の無駄
いくらなんでもこの人たちでもこの扉を開く事は出来ないだろうしまさかこの中に入ろうとしているわけではあるまい
思った瞬間シロネコが手を前にかざす
「我等がアリスがお戻りになりました」
その一言で旧校舎の中からカチャっと物音が聞こえた
そして1、2秒後に突然南京錠が落ちて鎖が解けた。
「・・・」
私は言葉を失った
手品・・・かな?
超能力かもしれない
もしかしたらこの人もヒカルと同じように特殊能力を持っているのかも・・・
どの説も私の不安な気持ちをなんとかするには不十分
ヒカルと同じだと思ってもシロネコ達とヒカルでは立場が違う。
なんか・・・変な感じが・・・っ
突然気分が悪くなってその場に丸くなるようにしてうずくまる。
「アリス・・・」
シロネコの私を呼ぶ声が聞こえる
「始まったんだ」
クロネコがシロネコにそう話しているのが聞こえた
何が?
何が始まったって言うの?
吐き気がする
心がばらばらになっていくような感覚
どうしよう
私・・・
「ダメ・・・消えちゃダメ・・・」
シロネコは私の腕を掴み強引に立たした
表情にすら出ていないものの
彼が凄く焦っているのが感じ取れる
私をどこに連れて行く気?
「消えちゃダメ・・・」
呟きながらながらシロネコは私の腕を引いて旧校舎の入り口の方へ歩いていく。
後ろからはクロネコが私が逃げないように見張っているかのようにピッタリとついて歩いていた。
そして、旧校舎の扉のまん前でシロネコとクロネコは私を挟んで横に並んだ。
旧校舎の扉は木製でとてもぼろぼろだった。
一週間前チナツ事件があったからか、扉には黄色いテープが大量に貼ってある。
いくらなんでもこれは貼りすぎじゃないかな・・・?
おまけに扉は南京錠と太い鎖で硬く閉ざされている
多分中からも鍵が掛かってるんだろうな
いくらなんでもコレを道具なしで開けるのは不可能というもの。
ヒカルときていても結局は即行で引き返す事になっていたかと思うとなんだか怖い思いをしてここまでとてもアホらしく思えた。
ほんと時間と動力の無駄
いくらなんでもこの人たちでもこの扉を開く事は出来ないだろうしまさかこの中に入ろうとしているわけではあるまい
思った瞬間シロネコが手を前にかざす
「我等がアリスがお戻りになりました」
その一言で旧校舎の中からカチャっと物音が聞こえた
そして1、2秒後に突然南京錠が落ちて鎖が解けた。
「・・・」
私は言葉を失った
手品・・・かな?
超能力かもしれない
もしかしたらこの人もヒカルと同じように特殊能力を持っているのかも・・・
どの説も私の不安な気持ちをなんとかするには不十分
ヒカルと同じだと思ってもシロネコ達とヒカルでは立場が違う。
