労働の価値 その3

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こうしたひとたちが買い物をするときのおかねは、
売り手から、
なにか力で、
持ってくる必要がある。

だから、
こうしたひとたちに、
高すぎるねだんで売るというのは、
ただであげてしまったおかねをまた取り返す、
ということなのだ。

たとえば、
ローマに支配されていたトルコの小都市は、
毎年、
おかねを、
ローマに払った。

そしてこのおかねで、
ローマはトルコから、
商品を買った。

それも、
高すぎるねだんで買った。

トルコの人間は、
ローマ人から、
だましとった。

トルコ人は、
支配者から、
商業の方法で、
だましとった。


だがそれでも、
トルコ人は、
「だましとられている」ひとたちだった。

自分たちの商品が、
自分たちのおかねで払われていたのだから。

というわけで、
これは、
豊かになる方法ではない。

「余分な価値」を手にいれる方法ではない。