労働の価値 その3

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だが、
商品は、
価値を二度払うようなことは、
しないのだ。

はじめに「使う価値」、
そのあとで「価値」というような。

つまり、
「使う価値」に、
あとから「価値」を、
つけ足す、
と、
いうことは、
ないのである。

もし商品の「使う価値」が、
売ったひとより買ったひとのほうに、
役に立つなら、
それをおかねであらわした姿が、
買ったひとより売ったひとに、
役に立つ、
そういうことに、
なるのである。

商品を手にするほうが、
手ばなすほうより、
商品をほしがるなら…

…おかねを手にするほうは、
おかねを手ばなすほうより、
おかねをほしがっているはずだから。

でなければ、
この話しでは、
彼が「売る」ことなど、
ありえない。

それに、
この話しでいくと、
買い手が、
商人のはいている靴下を、
買いあげるとき…

…そのことで、
買い手が、
価値を生み出した、
と、
同じように、
言えるはずだ。