「疲れた〜」
自分の部屋に入ると、ベッドに倒れる。
それにしてもこの足…どうしよう…
パパとママとお兄ちゃんにはばれないようにしないと…見つかったらうるさいもん。
そんなことを考えているうちに、私はいつの間にか眠りに落ちていた。
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「……みっ……の……ぞ…希美!…」
お兄ちゃんの大きな声がして、ハッと目が覚める。
「お兄ちゃん…?」
「たく、お前は……タオルケットくらいかけて寝ろよ。ほら、メシだから起きろ」
「う〜ん…」
お兄ちゃんに起こされて、渋々起き上がる。
夕飯…ってことはかなり寝たんだな…

