Kiss Kiss Kiss




まだ心配そうな顔をしている亜未に痛みを堪えて笑ってみせた。




あぁ…なんかもう最悪だなぁ…




亜未に聞こえないようにため息をつく。




「じゃあ希美、またね!
ちゃんと病院、行ってよ?」




「うん!じゃあまた」




そう言って私達は私の家の近くで別れた。




「ただいま〜」




あれ…?誰もいない…




リビングに入っても、珍しく誰もいなかった。




仕方なく自分の部屋へと足を引きずりながら階段を登った。