「今日も暑いなぁ…」
サンサンと照りつける太陽の下で、青空を見上げ呟いた。
家から15分くらいでつく学校には、天気もいいせいか足取りも軽く、少し早めについた。
「おはよ。今日も暑いね〜」
後ろから声をかけてきたのは亜未だった。
吹奏楽部の亜未は夏の最後にあるコンクールのため、毎日部活に出ていた。
「おはよ〜、亜未。毎日ご苦労様。」
「それ、お互い様でしょ。それにバドミントンの方が大変だし。」
クスクスと笑っていると、もう練習の時間になり、亜未は3階に続く階段へと消えて行った。
よしっ、私も頑張ろう!

