「ちょっ・・・

待っ・・・」



言い終わる前に礼くんがぐいぐいと腕を引っ張っていく。




「どこに行くの?」



「屋上!!

悠季のパクりー♪」




なっ!!!


パクりって・・・

あんた何で知ってんの!!




「聞きたいことあるんでしょ?」




聞きたいこと・・・

1つだけ・・・ある。



「ほら、着いた♪」



すっかり話し合いの場として定着してしまった屋上。




「はぁ・・・」



結構、好きな場所になりつつあるんだけど

疲れる。


階段がね・・・



「で、聞きたいこと


何なりとどーぞ♪」



「ど、どーも」




なんか・・・

話しにくいと感じるのは私だけでしょうか?



聞きたいこと。

それはこの前から気になってたことで



作ってる



の訳。





「あいつ何か重いもの背負ってるでしょ?」



なぜか気になる。