顔が近い。 朔夜の少しひんやりした呼吸が顔にかかる。 蘭子の心臓はまたドキドキした。 目だけを軽くとの事なので目を閉じた。 アイラインが引かれていくのがわかった。 少し蘭子は目を開けてみた。 (わっ……) 朔哉の顔が…… 顔が…… さっきよりも近い!! キュッと目を閉じて心を落ち着かせる。 ふわ…… 気配で朔哉が動いたのを感じた途端、 唇に何かが触れた。 柔らかい何か…… え……? もしかして…… キス……?