「いるんなら、返事位しろよ…。 どーしたんだよ? 元気ねーじゃん。」 康は、あたしの近くまできて尋ねる。 『何でもないよ。 ただ、疲れてるだけだから…。』 あたしは、康に背を向けて話す。 「結さ…。 皆、心配してんぞ? 今日は、何も言わずに一人で行動するし。 生徒会室には来ねーし。 昨日から可笑しいんだよ!」 段々、康の口調が荒々しくなってきている。 『別に、何でもないよ。 疲れてるから、寝る! おやすみ。』 あたしは、強引に話を終わらせようとする。