康は、何も言わず自分の個室に入れてくれた。 「康! 結は、おん… 「知ってる。 …仁。 ちょっと、落ち着け!」 俺は、深呼吸をした。 「で、何で康、知ってんの?」 落ち着きを取り戻した俺は、問いかけてみた。 「うーん、勘が的中しただけ。 仕草とか見れば、分かるだろ? しかも、結は会長に会いたくてこの学校に入ってきたみたいだ…。」