『そー言えば、修くんって珍しいよね。
男の子が絆創膏、持ってるの…。』
あたし達は、お兄ちゃん達がいるところへ向かいながら話を続ける。
「あ〜。
ダチで生傷たえないヤツがいてさ。
持ち歩くようになっただけ。」
そんな人いたっけ?
…誰?
「つーか、お前の方が驚きだよ。
はぐれんのは、いいとして…
ケータイあんだから兄貴に電話すりゃいいじゃん?」
…そっか!
すっかり、忘れてた!
『最近、持ち始めたばっかりですっかり忘れてた…かな?
あたし、アナログ人間だし(笑)』
修は、軽くあたしの頭を叩いた。

