僕は…あたし!






「買い物がてら散歩してました。

ここの町って凄く懐かしくてね…。
学生の時を思い出すんですよ。

…香月くん、少し時間ある?
話したい事があるんです。」


…話?

康の事かな?


『はい。
大丈夫ですよ。』



あたしは、心配そうな顔の柴田さんに笑顔をむけた…。



柴田さんとあたしは、近くの喫茶店に入った。



コーヒーを注文してから、運ばれてくるまで沈黙が続いた…。