康は、大笑いしてるし。 『ふん。 皆には、番号教えねーよーだ!』 あたし、一人いじけモード…。 皆は、後ろでクスクス笑ってるし。 修があたしの前に来て… 「会長のケータイもピンクだから安心しろ。 番号、教えて?」 お兄ちゃんもピンク? ぷっ、面白い〜! 『そーなんだ! 良かった〜。 修のも教えてよ?』 「修、お前だけずりーぞ!俺も俺も!」 仁が乗り出してきた。 「俺も交換してやるよ!」 強気な康もこっちにきて言った。 こうして、あたしのケータイメモリーは、段々と増えていった。