僕は…あたし!






部屋に入ると、修がベランダでぼーっと景色を見ていた。



『ただいま〜!』



あたしは、大きな声で呼び掛けた。



「お〜。
お帰り。」


修は、部屋に入ってきた。


『修。
これ、お土産〜。

生徒会メンバーお揃いストラップ!
つけてな?』



修は、プッと笑った。



「サンキュー。

ってか、旅行来てるのに土産貰うのって…
まぁ、結らしいけどな。」



見た事がない可愛い顔で修は、笑った。


ドキッとしてしまった…。

あの、笑顔は反則ですよ。


『ど、どういたしまして〜!
じゃ、皆に渡してくるな。』



あたしは、逃げるように部屋を出た。