「荷物届いてたから、個室に入れといたから。
そこが、自分の部屋な!」


『ありがとう、有吉くん。』


「あ、仁でいいよ〜。
有吉ってちと呼びにくいからさ。
俺も結って呼ぶな。」



仁は、爽やかに笑って言った。



『うん、分かった!
これから宜しくな、仁。』


「おう。」


あたしは、荷物の整理をする為に自分の部屋へに入った。



個室は、ベッド・クローゼット・勉強机だけのシンプルな部屋だ。



あたしは、ベッドにダイブして今日あった事を思い返していた。