僕は…あたし!






長い廊下を歩いていくと、リビングが見えてきた。




「結ちゃん〜♪
おそーい!」


集さんは、スリッパをならしながらこっちへ走ってきた。



『集さん!
ちゃん付けは、勘弁して下さいよ〜。

って、あれ?
塔史さんは、まだですか?』


あたしは、近寄ってきた集さんに尋ねる。



「あ〜。
塔史くんは、毎年来てないよ!

稽古があるんだって〜。」


寂しそうに答える集さん…。



『そうですか…。
残念ですね。』



あたしも、しょんぼりしてきちゃった。