『あ、はい! 香月結です。 こちらこそ、宜しくお願いします。』 あたしは、そう言うとお辞儀をした。 柴田さんは、にっこり微笑む。 「じゃ、車に乗って。 遅刻すんぞ?」 康が皆に声をかけた。 あたし達は、車に乗り込むとゆっくり動き出した。 しっかし、この車大きすぎ。 五人乗っても広いし。 やっぱり、康の家はお金持ちだ!