あたしは、しおりを読みながら歩く。



『バナナは、おやつにはいりません。

おやつは、一万まで。


…って高くない?
どんだけ持ってくのさ〜?!』




あたしがびっくりしてると…



「バーカ!
んなわけあるか!

会長の冗談だろ?
真に受けんなよ。」




康は、そう言うと意地悪く笑った。



『そっか〜。

良かった〜!』




「でも、集さんは持ってくるんじゃない?

あの人、主食がお菓子だしね〜。」



仁は、笑いながら話す。




『え?!

プリティー集さんが?
じゃ〜、少しおすそ分けしてもらおうっと!』




「つーか、向こうで買えるから。」



修は、呆れて言う。