プシューッ 「みこ~…っ」 『えっ、あ、何?ごほっ』 ずっと静かな私たちの中、突然に奈留が話しかけてきたからびっくりした。 「…大丈夫?休めば良かったじゃんっ」 『だ、だって休んだら友達が…っ』 「馬鹿だね…」 そう言って、奈留は背を向けた。 私も奈留から視線を変えて、窓の外を眺めた。