『奈留…っ』 「何なにっ?朝っぱらから死にそうな顔して。てか…、何か顔赤くない?風邪?」 奈留は、私のほっぺをスッと触れた。 『そっ、それも一理あるんだけど…!…けっ携帯忘れちゃった…っ』 プシューッ 私がそう言うのと同時にバスがやって来た。 「あんた…しょっぱなから馬鹿だね~…。色々と…」 奈留は軽く苦笑い。