「もぉ~っ。今のんノロけたのにみこ軽くスルーしたぁっ」

たこ口ののんちゃんはいじけてそっぽを向いた。

『あ…っ!!のんちゃんごめんねぇっ!!…カズくんって…その…っ、かっ、彼…氏っの…?』

私がそう言うと、のんちゃんは一瞬で私の方を向き、

「そうだよぉっ♪カズほんとかっこいいんだもんっ…――」

「――はい、朝っぱらからノロけないっ♪」