本当、馬鹿だなぁ…。

「え!?そーだったのぉ?大丈夫?今日は安静にしてなよぉ」

『うん…。迷惑ばっかごめんね、堂本さん…っ』

頭…痛い…、お腹…痛い…。

ダルい…、グラグラするよぉ…。

「――楓~っ♪」

そんなどん底な私の耳に明るい声が入ってきた。

後ろからの声だから、誰だかは分からない。

『…ど、堂本さんの友達?』