「そっか…仕方ないよね♪」
唯は言った


この日も午前中の授業はやっぱり昨日の屋上の事が
頭の中をぐるぐるまわっていた


この日の午後は体育だった
「寒いのに外で体育なんて本当だりーわ」

唯はジャージに着替えながらぶつぶつ文句を言っている


「唯は体育が嫌いなだけでしょ」
私が唯に言うと


「そうだけどさ〜綾芽はいいじゃんスポーツ万能だから」


「そうかな?」
私は実際小さい頃からスポーツだけは得意だった


「あ〜なんか楽しい事でもないのかね」


唯とそんな会話をしながらグランドに向かった