学校に着いて少し時間があったのでなんとなく屋上へ向かった。


僕が高校生の頃は屋上が好きでよく屋上にきては街を見下ろしていた。


煙草を片手に屋上へくると

目に飛び込んできたのは
両手を広げ目をつぶって深呼吸している…少女…


僕の脳裏に浮かんだのは‘自殺’

考えるよりも先に体が動いていた

僕の口からでた言葉は
「純恋ー!!!!」
無意識だった
あまりにもその光景も後ろ姿もそっくりだったから


彼女に振り向くよちも与えずに
両腕で彼女の腰をつかみだきよせた