一枚のプリントを受け取る。

プリントには『第一商業高等学校』と書かれていた。


明日からの俺の研修する高校の場所だ。


「あっ佑介も一商高だっ!!一緒だね☆」


横からプリントを覗き込みながら話しかけてきたのは
幼馴染の桜井桃花



「俺も一緒だぁー☆」
後ろから俺たちの間を割って会話に入ってきたのは
こいつも幼馴染の立石亮


そして俺は教師を目指して大学に通っている
戸田佑介


2人とは幼稚園からの仲で友達歴はもうずいぶん長い。



「えぇー亮も一緒?」
桃花が冷たくあしらう


「なんだよ桃ちん!相変わらず俺にはつめてーな」
ふてくされたように亮が言った


そんな2人のやりとりを見て俺は笑っていた。