「太るぞ」

そういって奥から出てきたのは大倉真一
この人は店長で20代後半くらい
顔はそこそこいけてるのだが表情ひとつ変えない人間で
正直何を考えているのが読めない


「うるさいなぁ〜だから真ちゃんは結婚できないんだよ〜」
あっかんべーをしながら唯は言った


「うるせ〜余計なお世話だ〜あと真ちゃんはやめれ」

コーヒーをすすりパソコンにむかいながら言った


「真ちゃん真ちゃん真ちゃん〜」

唯はからかうように店長に言った


「おまえらがいると仕事進まね〜たまり場にすんな早く帰れっ〜」


ぶぅ〜と唯は膨れつらをしてぶつぶつ文句をいいながら
帰る支度をして立ち上がった

私と綾も鞄をもって事務所をでる
「お疲れ様でした〜」