禁じられたGAME~王子様の暇つぶし~

真奈美は鏡を見た。すると、光一郎は真奈美に顔を近づけながら。





「うん。すごく似合ってるし。それにとても可愛い。」

「…ありがとう」





真奈美は小さな声で言った。





「さあ、学校行こう?遅れてしまうから。」





そして、光一郎は真奈美の手に触れた。二人は家を出た。真奈美は複雑な気分だった。この数日間。光一郎とは付き合っていたが。何か押し付けというか。光一郎に対して友情みたいなものは存在していたが。愛情はまだなかったからだ。なので、光一郎の気持ちを考えると胸が苦しくなった。