プライベート・スカイ

【顧客】?
そして【薬】…

もしかしてSweetPainの事かも!?

早くも真実にたどり着くのか?!

あたしはドキドキした。だけど不安も増した。あたしの知らないお兄ちゃんが顔を出しそうな予感。

でも──あたしは知らなきゃいけないんだ。

そんな気がしてならない。

『どんな客?いつもの薬?』

…と、曖昧な感じで佳依にメールを送る。

『今さら何言ってんだ?お前大丈夫?』

佳依から戻ってきたメールに、これ以上はヤバいと思ってあたしは彼とのメールを終わりにさせた。

『ゴメン、後はアズマに聞くよ』

お兄ちゃんの携帯を閉じて、あたしは肩の力を抜いた。

は────…
ちょっとビビったぁ

文章のやり取りだけなのに、この人ちょっと怖い気がするんだもん。

怒るとなにするかわかんないタイプ。
あたしの野性的な勘がこの佳依って人を警戒させる。

そして同時に、お兄ちゃんの真実を知ってる気がするの…

───よし!

とりあえずアズマって人にメールしてみっか!

そ、その前にトイレに行こう。
ビビってもらしたらシャレになんない~

用を足してトイレから出てくると、レイナちゃんからメールが入っていた。