プライベート・スカイ

心配そうにレイナちゃんは言った。

「当ったり前じゃなーい!そんな事を人の彼氏に告げ口する人なんているの!?」

「そうだよね、ゴメンね…」

「大丈夫。言わないから安心して。そういえば最近、青山さん来ないね?忙しいの?」

「…わかんない」

そう言うとレイナちゃんは寂しそうな顔をした。

あー、やっぱり飲み過ぎの原因は青山さんかぁ!!

あたしはすぐに分かった。

「たまたま忙しいだけだよ~!明日あたり中川さんと顔出しに来るんじゃない!?
そしたらまたあたし、協力するからさ~」

「…ん。そうよね…。ゴメンね雨峰ちゃん、私少し具合悪くて帰りたいの…」

「あっ、そうだよね、大丈夫?!一人で帰れる!?」

「大丈夫。ありがと」

レイナちゃんはあたしの顔を見ないで出ていった。

あーあ…あたし、余計なお節介だったかなぁ

途中であたしとの会話が嫌になったのがよくわかった。

あたしが嫌いだってことじゃないのはわかる。

くそー!!青~山~!!

レイナちゃんほっといて何してんだよ!!

もー!!これこそ余計なお節介かもしれないけど、青山さんにメールしよっと!

あたしはすぐに青山さんにメールを打った。