プライベート・スカイ

「なんでそんな風に言うんだ?!」

レイナの態度にムカッとした。

別にさ、アマゾンがどう思われようと関係ないよ。友達なわけじゃねーし。

でもなんか違うだろ!

「ほっといてほしいの!だって誰も私の事なんかわかりっこないもの!」

「だからって自分の殻に閉じ籠っていたら、誰にも理解されないだろ」

「だから死にたいのよ!生きてたくないの!出ていって!今度こそ死んでやるから!」

レイナは発作を起こしたように爆発し、カッターを手にした。

「バカ!!止めろって!」

オレは慌ててレイナからカッターを奪い、彼女をベットに押さえつけた。

「…ふざけんな…まだ殴られたいのかよ」









「──助けて」

「…レイナ」

「助けて、助けて、助けて…私を独りにしないで…」

「何があった?聞くから…話せよ」

レイナは泣きながら、それでも頑張って小さく呟いた。

「私…半年前に…あの人にレイプ…されたの…」

「あの人って…さっき一緒に居た男?」

「あの人と、あの人の仲間に…拉致られて一晩中ヤられたの」

「そ、それで?なんで付き合ってたんだ?」

「最初は怖かったんだけど…私にスゴく優しかったの…」