「満足だよ…そうに決まってるじゃないか!全部思い通りに行動して
全てが計画通りに壊れたんだ!それが何?こんな楽しい事はないね!」
「オレには全然わかんないよ…お前だって全部失った。もう元には戻らないんだぜ?」
「別にいいよ!これが俺の望みなんだから!」
透依は納得いかないって顔をしていた。
二人の間に厚い壁があるようで、そこから先は触れられない。
このままじゃダメよ。このままじゃ、二人は分かり合えないまま一生を過ごす事になる気がする。
本当の兄弟なのに
私と違って、血が繋がった兄弟なのに…
「──もういいよ、わかった。お前が言いたかった事はわかったけどオレには全部許せないよ」
「許せだなんて言ってねーだろ!?誰が許してくれだなんてお願いした?!」
「じゃあ話しは終わりだ。早く警察でも何でも行ってさ、自首してこいよな」
「…」
「透依!こんな中途半端じゃダメだよ!ねぇ二人で、もっとちゃんと話し合って!」
「レイナには関係ない。佳依との事や家の事に口出さないでくれない?」
「だってこのままじゃ…」
「オレの言ってる意味わかんない!?お前らなんて信用できないんだよ!!」
全てが計画通りに壊れたんだ!それが何?こんな楽しい事はないね!」
「オレには全然わかんないよ…お前だって全部失った。もう元には戻らないんだぜ?」
「別にいいよ!これが俺の望みなんだから!」
透依は納得いかないって顔をしていた。
二人の間に厚い壁があるようで、そこから先は触れられない。
このままじゃダメよ。このままじゃ、二人は分かり合えないまま一生を過ごす事になる気がする。
本当の兄弟なのに
私と違って、血が繋がった兄弟なのに…
「──もういいよ、わかった。お前が言いたかった事はわかったけどオレには全部許せないよ」
「許せだなんて言ってねーだろ!?誰が許してくれだなんてお願いした?!」
「じゃあ話しは終わりだ。早く警察でも何でも行ってさ、自首してこいよな」
「…」
「透依!こんな中途半端じゃダメだよ!ねぇ二人で、もっとちゃんと話し合って!」
「レイナには関係ない。佳依との事や家の事に口出さないでくれない?」
「だってこのままじゃ…」
「オレの言ってる意味わかんない!?お前らなんて信用できないんだよ!!」


